皮膚や皮膚の下に水分が溜まってしまった状態のことをむくみいいます。これは、血液に含まれる水分が血管の外に出てしまうことで起きる症状で、むくんだ箇所を指で押すと、そこが数秒間へこんだままになったり、靴下を脱いだときに、ゴムの痕がくっきりとついていたりしまいます。

そんなむくみは、疲労や水分の過剰摂取、同じ姿勢を取りずづけるなどが原因だと言われていますが、中にはむくみに何か病気が関係していることもあるため、注意が必要です。しかし、むくみと病気の因果関係はあまり知られておらず、放置してしまう人は少なくありません。ですから、むくみが気になりだしたら、まず塩分や水分の摂取量を気をつけたり、体を冷やさないようにしたりして様子を観察しましょう。

ただし、むくみが全身に表れるときには、心臓や肝臓、腎臓の病気である可能性もあるので、早急な対象が必要です。これらの臓器の疾患は、息苦しさや胸の痛み、尿が出にくいなどのような症状がありますが、むくみと合わせてチェックすることが病気の早期発見につながります。

特に、心臓は全身に血液を送るポンプの機能があるため、血液の流れが滞ると水分が溜まり、むくみか発生してしまいやすくなります。むくみとひと言にいっても、様々な原因が背景にあるので、むくみ以外にも身体に異変を感じたら、医師の診断を受けることが大切です。そうすれば、病気の早期発見と早期治療が行うことができます。